日本生態学会

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会長からのメッセージ -その9-

「津波被災地での防潮堤建設に関する生態系管理専門委員会ほか2学会委員会からの申立書」

 以前、生態系管理専門委員会から提案した「津波被災地での防潮堤建設にあたっての自然環境への配慮のお願い」は、日本生態学会生態系管理専門委員会、日本植生学会企画委員会、日本水産学会環境保全委員会の3学会の連名で、10月26日に岩手県と福島県、11月8日に宮城県に提出しました。提出のため現地まで2度にわたって足を運ばれた竹門委員長、西廣幹事他の皆様、大変ご苦労様でした。

 来年1月16日には、仙台市内で応用生態工学会・日本生態学会主催、植生学会・景観生態学会ほか共催の行事、震災復興ワークショップin仙台「自然の恵みを活かす復興に向けて震災後の環境対策のあり方を考える」を開催するそうです。

 「お願い」の申立書については、全国委員会の皆さんに文言を推敲いただき、ありがとうございました。この文書は、日本水産学会が呼びかけた10.24「旧水研連加盟学会および関連学会会長懇談会」の場でも、松田が関連学会会長として出席し、紹介させていただきました。

 また、この文書について、地元である東北地区会への説明が遅れたことをお詫びします。自然保護専門委員会の要望書と同様に、地元に深くかかわる活動については、地区会との意思疎通を密にするよう、今後徹底します。

 11/8日付の朝日新聞朝刊にこの申立書が紹介されました(しばらくはこちらから閲覧できます)。この記事は、見出しは「被災地の自然ピンチ」と書かれていますが、防災機能の整備と環境保全は二者択一ではないという私たちの「申立書」の趣旨を紹介いただきました。

 私たち3学会委員会の申立書はこちらに掲載されています。 なお、日本生態学会のウェブサイトが一新されました。学会事務局のほうで、より見やすい形に変えていただきました。ぜひご覧ください。

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