日本生態学会

Home > 学会について

日本生態学会誌および保全生態学研究のバックナンバーのオープンアクセス化

 現在、和文学術誌ではオープンアクセス化を進めています。保全生態学研究の投稿規定は2020年4月からオープンアクセス対応のものとなり、日本生態学会誌の投稿規定は2020年10月からオープンアクセス対応となります。

 オープンアクセスの要件は、インターネット上で自由に閲覧でき、さらに図表を学校のオンライン授業や学会発表、著書執筆などに使う再利用の場面では、適切な引用など決められた条件を満たせばその都度著作権者に許諾を得る必要がないこととなっています。この再利用条件は国際的に標準化され、CC BYなどの記号で示すことになっています。

 このように新しい記事はオープンアクセス化されますが、バックナンバーについては従来のライセンス規定のままになっています。日本生態学会の和文学術誌では、過去の掲載論文についてJ-STAGEを通じて無料公開してきましたが、図表の転載や機関リポジトリを通じた公開については学会の許可が必要でした。このためバックナンバーについてもオープンアクセス化し、再利用をCC BY 4.0(オープンアクセス学術誌の標準)とする方向で議論を進めています。CC BYは著者のクレジット(氏名、タイトルなど)を表示することを主な条件とし、二次利用も許可する最も自由度の高いCCライセンスとなります。

 なお新しい投稿規定による投稿では著作権を著者が持ちますが、旧投稿規定によるバックナンバーの記事では学会が著作権を持ったままとなります。このためバックナンバーのCC BYへの変更は学会で決めることが可能ですが、広く関係者の合意を得て進めたいと考えています。ご意見やご質問などがありましたら学会事務局までお寄せください。