日本生態学会誌65巻1号表紙写真 ハラヒシバッタ Tetrix japonica。北海道~九州に普通に生息する1cm程度の小型のバッタで、前胸背板の色斑多型に質的クラインを示す。オスにおいて高緯度地方ほど黒い斑紋を持つ色斑型の頻度が高くなる。高標高地域においても黒い斑紋を持つオスの頻度が高くなることから、ハラヒシバッタの黒い斑紋にみられる質的クラインは、温度環境に関係があると考えられている。(撮影:鶴井香織 2009年 京都市,編集:高橋佑磨)