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生態系管理専門委員公募と次期活動方針について

 生態系管理専門委員会では、次期(2020年4月~2022年3月)の委員の一部を公募することにいたしました。締め切りは11月末日です。下記をご確認いただき、ぜひ積極的にご応募ください。また末尾に次期の活動方針を掲載しましたので、ご参考にしてください。

生態系管理専門委員会の委員公募

生態系管理専門委員会は、生態系管理に関わるさまざまな社会的課題の解決に貢献するため、生態学的知見の普及、人材の育成、意見書や要望書の提出などを行ってきました。このたび、近年ますます多様化・複雑化する課題に対応するため、他分野との連携を強化するとともに、2つの部会を設け、公募委員を含む新たなメンバーによる新たな体制を構築することにしました。

【委員の主な用務】

  1. キャパシティビルディング部会:生態系管理演習や生態系管理講習会など、人材育成・発掘に資する活動を企画・運営する。
  2. 調査・提言部会:生態系管理に関する社会的課題について調査し、その解決に資する政策の提言や、既存の政策の運用改善に関する提案を行う。
  3. 共通:学会大会における委員会への出席や部会の活動の広報活動・運営への協力などを行う。

【応募資格】

  1. 日本生態学会会員であること。
  2. 生態系管理の課題に対して積極的に取り組むことが出来る方。

【募集人数】

各担当とも5~10名程度(計10~20名程度)

【任期】

2020年4月~2022年3月(更新の可能性あり)

【募集期間】

2019年11月1日~11月30日

【応募方法】

件名を「生態系管理専門委員会応募」とした電子メールの本文に、(1)氏名、(2)性別、(3)所属、(4)担当を希望する部会(キャパシティビルディング部会または調査・提言部会)、(5)応募の動機(200~800字程度)を記入の上、下記の宛先にお送りください。また、これまでに生態系管理に関連する活動がある場合、任意で、主要な関連論文・活動報告等を添付してください。

【審査方法】

現在の生態系管理専門委員会での合議により、任務への適合性とジェンダーバランスを考慮して選考します。

【応募・問合せ先】

西廣淳 nishihiro.jun@nies.go.jp (応募の際は cc に橋本佳延 quercus@hitohaku.jp を含めてください。)
*「@」を「@」に変換してください。

以下参考情報です


次期活動方針(2919年10月31日 生態系管理専門委員会)

 生態系管理専門委員会は設立から15年間、設立当時に重視した自然再生事業に関する課題だけでなく、生態系管理に関わる幅広い課題について、講演会や演習による知見の普及・共有、総説・意見書を通じた見解の表明などの活動を展開してきました。近年、生態系や生物多様性の保全に関する社会的な課題はますます多様化、複雑化しており、解決のためには多様な専門分野の連携が不可欠となっています。また生物多様性・生態系の利活用の取り組みが社会で活発化している中、その取り組みが真に持続可能なものとするためには、生態学の知見・視点からの意見をこれまで以上に積極的に発信していく必要があります。

 このような状況に対応するため、次期(2020年4月~2022年3月)では、本委員会の体制を刷新することとし、現委員会の構成員の退任にあわせ、10~20名程度の新たな委員を学会内公募することで新しい視点を幅広く導入し、活動に反映させていきます。

次期における委員会の体制

これまで通り委員会は委員長を1名、副委員長を1名、幹事を2名おくとともに、新たに以下の2つの部会を設けます。各部会は約8名で構成し、幹事がそれぞれの部会を統括します。
委員長 :西廣淳(国立環境研究所)
副委員長:未定
幹事(キャパシティビルディング担当):橋本佳延(兵庫県立人と自然の博物館)
幹事(調査・提言担当):西田貴明(京都産業大学/三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

部会構成と活動内容

1.キャパシティビルディング部会

様々な地域で生態系管理を展開していくための担い手を育成・発掘するため、生態系管理講習会や生態系管理演習を企画・運営します。次期では、これまで実施してきた講習会や演習を継続しつつ、発展的な企画を新たに検討する予定です。

2.調査・提言部会

生態系管理に関する社会的課題について調査し、その解決に資する政策の提言や、既存の政策の運用改善に関する提案を行います。次期では、地域循環共生圏、グリーンインフラ、NbS(Nature based Solutions)、気候変動適応等に関する政策提言や指針等の作成を行う予定です。
以上