日本生態学会

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第1回(2003年)日本生態学会功労賞受賞者

吉良竜夫

 熱帯林を始めとする森林の生産生態学・物質循環の分野で世界の第一級の研究を行い、特にIBP(国際生物学事業計画)の遂行において活躍し、また、多くの研究者を育てるとともに、会長(1980-1983年)を務め、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

大島康行

 ササ群落・林床植物の生産生態学などの研究を行い、環境問題に関する国際組織SCOPEの副会長を務めるとともに、環境省、国土交通省などの各種審議会において活躍し、生態学の立場から指導的役割を果された。また、学術会議会員(1985-1991年)、会長(1992-1995年)を務め、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

宮脇 昭

 植物社会学の研究を行い、第5回国際生態学会大会(1990年、横浜)の事務局長、その後国際生態学会の会長としてINTECOLの運営に活躍し、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

岩城英夫

 草原群落の生産生態学の研究を行い、1986年に英文誌として発刊したEcological Researchの初代編集委員長(1986-1988)としてその創設に尽力され、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

伊藤嘉昭

 生態学、特に動物生態学、個体群生態学、社会生物学、行動生態学、進化生態学の分野の研究を行い、また教科書の執筆、翻訳を通じて、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

小野勇一

 哺乳動物の社会経済学、陸生・半陸生カニ類の比較生態学などの研究を行い、幹事長(1987-1989年)、会長(1998-1999年)を務めるとともに、学術会議会員(1991-1997年)として、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

川那部浩哉

 陸水における群集生態学の研究などを行い、幹事長(1984-1986年)、会長(1988-1991、1996-1997年)を務め、また、京都大学生態学研究センターの初代センター長を務め、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

田川日出夫

 植物群落の遷移過程の研究などを行い、会長(2000-2001年)を務め、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

青木淳一

 土壌動物の分類学および生態学の先駆的な研究を行い、1990年に横浜で開催された第5回国際生態学会議において総務を務め、生態学と日本生態学会の発展に大きく貢献された。

安野正之

 湖沼学、陸水生態学、生態毒性学などの研究を行い、Ecological Researchの編集委員長(1989-1993)としてBlackwell社への出版業務委託の際の交渉などを行い、生態学および日本生態学会の発展に大きく貢献された。

村上興正

 自然保護専門委員会の活動を約20年にわたってリードし、生態学的な根拠にもとづく要望書起草と要望後のアフタケアからなる委員会活動を通じて、昨今の要望書内容の実現に活躍し、生態学および日本生態学会の発展に大きく貢献された。

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