日本生態学会

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第7回(2009年)日本生態学会功労賞受賞者

中根 周歩

 中根周歩氏は、2002年~2005年までの4年間にわたり、日本生態学会幹事長を務められました。この間、会員数の増加にともなう事務量の増大に対処するため、事務局の固定化に向けた土倉事務所との契約や電子化の推進など、多数の改革に取り組まれ、現在の運営体制の基礎を固められました。また、Ecological Research誌出版業務の契約交渉などを通じ、学会の財政状況の改善にも取り組まれました。これ以外に、1993年~1995年の3年間、和文誌編集委員長の重責を担われたほか、全国委員を6期にわたり務められるなど、日本生態学会の運営に多大な貢献をされました。また、2000年~2001年と2006年~2007年の2期、日本生態学会中国四国地区会長として、地区会の発展にも大きく貢献されました。
 この間、温帯林や北方林をフィールドに、森林生態系の炭素循環プロセスに関する一連の研究を精力的に進められ、モデルを用いた土壌炭素フローの解析など通じて、生態系生態学、森林生態学の分野で大きな成果をあげられました。また、リモートセンシングによる森林衰退の把握やその原因究明、森林の保水機能の評価などの応用生態学の分野でもさまざまな研究を行い、現在も環境問題の解決に向けて精力的に活動されています。また、広島大学においては、国内外の多くの学生の教育に力を注ぎ、後進の指導にあたってこられました。
 以上のように、中根周歩氏は、日本生態学会の運営のみならず、生態系生態学、森林生態学の発展にも大きく貢献されたことから、日本生態学会功労賞にふさわしい方として推薦いたします。

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